2014年02月26日
随分、気になっていた。
薬の服用で、気になっていた、食直後と食後。
ネットで調べなきゃと思っていたのだが、
忘れ忘れで、今日になった、遅すぎる気がするが。
薬の飲み方:食後と食直後 の違い
薬を服用するときに、ほとんどの薬は「食後」の 指示になっています。「食後」とは、食事をとっ てから30分ほど経過してから薬を服用するこ と。
でも、薬の袋には「食後」のほかにもうひとつ気 になる言葉が書いてある。
それが「食直後」。
この「食後」と「食直後」の違いがよくわからな い。
家にある教科書によれば、口に入って咀嚼されて から、食道を通過するまでにおよそ10秒。胃の 中に入って小腸に運ばれるまでに2〜4時間。小 腸から結腸に運ばれるまでに2〜4時間。結腸に 入ってから直腸に移動して排出されるまでに15 時間。トータルでおよそ20〜24時間かかるこ とになる(p4)。
カラー図解人体の正常構造と機能 (3) 消 化管
作者: 河原克雅,佐々木克典,坂井建雄 出版社/メーカー: 日本医事新報社 発売日: 2000/08 メディア: 大型本 購入: 2人 クリック: 39回 この商品を含むブログ (1件) を見る
となると、食後30分だろうが食直後だろうが、 胃の中で薬と食べ物が一緒になってしまうことに は変わりがない。ならばこの区別って必要ないの では? というよりも食後30分なんて書いてあ ると、律義に食後30分待ってから薬を飲む人も いるかもしれない。そうなると、当然、飲み忘れ が多くなる。それよりも、みんな食直後にしてし まう/あるいは食後の意味を、字義通りに食事を したら飲む、ということにしてしまえばよいので は?
と思いつつ、とりあえずネットで調べてみまし た。(家に臨床薬理学の教科書がないもので……)
http://www.seikei.or.jp/kakubu/yakuzaika/yakuzaika2.htmにはこうあります(埼玉成恵会病 院の薬剤科)。
Q1 食後30分とは食事の後ちょうど30分のこ と、それとも30分以内の事?それから、食 間って食事の間のこと? A1 食後30分は、食事の後30分後、といわれ る事があるかもしれませんが、30分以内でも いいし、あまりこだわる必要はありません。 どちらでも都合の良いときに飲んでもらって 問題ありません。食間は、食事のおよそ2時 間後のことをさします。もちろん、食事をし ながら飲むわけではありません。 薬の服用時間には、主に、次のようなものが あります。 ・食前:食事のおよそ、30分前に飲みます ・食直前:食事の直前に飲みます ・食直後:食事のすぐ後に飲みます ・食後30分:食事のおよそ、30分後(または 以内)に飲みます ・食間:食事のおよそ、2時間後に飲みます ・就寝前:寝るおよそ、30分前に飲みます ただしあまり「30分」などにこだわる必要は ありません。正確に30分でないといけない訳 ではありません。時間が多少ずれても、飲み 忘れない事の方が大切です。
http://www.yamaguchi-naika.com/suko3-12/page3.htmlにも似たようなことが書いてありまし た(鎌倉市大船の山口内科)。
「食後30分以内は食直後でけっこう」 薬は薬局で「食後30分以内に飲んでくだ さい」と、よく説明されます。これを、「食 事をしたあと30分してから飲むようにして いるので、どうしても忘れてしまう。」と おっしゃる方がよくいます。しかし、”食後3 0分以内”とは、30分待てということではな く、”食べたらさっさと薬を飲んでください。 ”という、意味です。ほとんどの薬は、食事に 混ざって胃の中から小腸へ行くうちに、食べ 物が消化・吸収するのと同様に溶けて吸収さ れます。胃腸が活発に働いているうちに薬を 飲めば、より一層効果的だということなので す。また、胃に負担をかける消炎鎮痛剤など も食事といっしょに飲むと胃を荒らさないで 済みます。食事をしたら間髪入れずに薬を飲 む習慣をつけてください。
ここらへんのページを見る限り、やはり「食後と は食後30分のこと」ということは重要ではなさ そうです。
http://www.city.yokkaichi.mie.jp/hospital/yakkyoku/sub3.htmlにはこうあります(市立四日 市病院薬局)。
「食後」・・・ 食事を摂ってから20〜30 分後です。 この時間にはまだ食べ物が胃に残っており、 胃に刺激が少なく、ほどよく吸収されるので 多くの薬は食後服用となっています。又、食 事の後は飲み忘れることが少ないので多くの 場合が食後服用です。 「食直後」・・ 食事を摂ったすぐ後に服用す ることです。 胃腸障害を起こしやすいある種の鎮痛剤や抗 生物質などは、食直後に服用します。又、食 後より食直後に服用する方が吸収のよい薬は 食直後に服用します。
この説明だと、ほとんど食後と食直後の違いがわ かりませんね。ただ、ひとつ気になる文章があり ます。「食後より食直後に服用するほうがよい薬 は食直後に服用します」という文章。ということ は、「食直後」という指示を出すからには、やは りそれなりの理由があるのでしょう。
http://www.koganet.ne.jp/~koyaku/qa.html#3に はこんな説明が(茨城県薬剤師会古河支部)。
「食後」というのは,食事の20〜30分 後を指します。この時間には,まだ食物が胃 に少し残っており,胃に刺激が少なくほどよ く吸収されるので,多くの薬は食後服用と指 定されています。また,食事の後は飲み忘れ しにくいので,それほど問題がなければ,他 の時間に飲んだほうがよいものも,この時間 に合わせることが多くなっています。 「食後」の他に,「食直後」というのがあ ります。これは,食事後すぐのことです。一 般には食事は薬の吸収を妨げますが,ビタミ ンAやDなど油状のものは,油の吸収を助け る胆汁が十分に腸内に出されている食直後の 方が吸収が高まります。また,胃腸障害をお こしやすい鎮痛剤やある種の抗生物質など も,この時間に飲みます。その他,消化薬な ども当然食事のすぐ後に飲む必要がありま す。
ここでも気になる文章が。「一般には食事は薬の 吸収を妨げます」「ビタミンAやDなど油状のも のは,油の吸収を助ける胆汁が十分に腸内に出さ れている食直後の方が吸収が高まります」。
もうひとつ。http://www.pref.chiba.jp/syozoku/c_syoufuku/cmhc/topi_kusuri.htmlにはこうありま す(千葉県精神保健福祉センター)。
2.食後30分服用 (食後) 食事の後30分以内に飲んでください。30 分はだいたいの目安ですので、飲み忘れるよ うな場合には、食事後すぐに飲んでもあまり 問題はないと思われます。食物が胃の中にあ るときは、お薬による胃粘膜への刺激が少な くなりますので、胃腸障害を起こしやすい消 炎鎮痛剤や鉄剤などのお薬は、食後に飲みま す。健胃剤、消化酵素剤は食物を消化させる ために食後に飲みます。 3.食直後服用 食事のすぐ後に飲んでください。長期服用の 方は、飲み忘れを防ぐためにも、食事後すぐ に飲むほうが良いと思います。飲み忘れた場 合は、あわてずに次回の服用時間から、指示 された服用時一回分の量を飲みましょう。飲 み忘れた分は忘れて、以後指示されたとおり に飲んでください。飲み忘れた分を加えて一 度に飲んではいけません。
ここで気になる文章は、「飲み忘れた場合は、あ わてずに次回の服用時間から、指示された服用時 一回分の量を飲みましょう」「飲み忘れた分は忘 れて、以後指示されたとおりに飲んでくださ い」。
つまり総合してみると。
一般的には、食後と食直後に違いはない。どち らかといえば、薬の飲み忘れを防ぐ意味では、 食事をして、ほっとお茶でも飲んで一息入れた ら、薬を仕上げとして飲んでから、食卓を離れ る、くらいがよさそう。 むしろ「食直後」と書かれている薬は、きちん と食直後に飲んだほうがよさそう。もしかした ら吸収に差が出るかも。 つまり、「食後」指示の薬は、ある程度曖昧な 服用の仕方でOK。30分以内で、忘れてしまう ようであれば食事をしてすぐに飲んでしまって も構わないはず。「食直後」の指示の薬のほう が、「食後」ではなくあえて「食直後」という 指示にする理由があるわけだから、きちんと食 直後に飲みましょう。 ちなみに「食直後」とは「目安としては、食事が 終わってお箸をおいてからすぐ、または食後お茶 を飲んでからすぐと理解していただいて結構で す」だそうです(薬辞苑:http://www.yakujien.com/Pages/hukuyou/hukuyo1.html)。
こういう薬のこととか、働くようになったら聞か れるのかと思うと、きちんと勉強しなくては、と いう気持ちになります……。世の中を見渡してみる と、いろいろな製品にも「医師にご相談くださ い」とかって書いてあるし。医師って自分のこと じゃないですか……と。薬のことはやっぱり薬剤 師さんに聞いてみたいところではあります。チー ム医療の世の中なんだし、ぜひ薬剤師さんにもい ろいろと聞いて勉強しなくてはです。
と、何となくだが、他より、解りやすいと思った。
なるほど(⌒▽⌒)
ネットで調べなきゃと思っていたのだが、
忘れ忘れで、今日になった、遅すぎる気がするが。
薬の飲み方:食後と食直後 の違い
薬を服用するときに、ほとんどの薬は「食後」の 指示になっています。「食後」とは、食事をとっ てから30分ほど経過してから薬を服用するこ と。
でも、薬の袋には「食後」のほかにもうひとつ気 になる言葉が書いてある。
それが「食直後」。
この「食後」と「食直後」の違いがよくわからな い。
家にある教科書によれば、口に入って咀嚼されて から、食道を通過するまでにおよそ10秒。胃の 中に入って小腸に運ばれるまでに2〜4時間。小 腸から結腸に運ばれるまでに2〜4時間。結腸に 入ってから直腸に移動して排出されるまでに15 時間。トータルでおよそ20〜24時間かかるこ とになる(p4)。
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となると、食後30分だろうが食直後だろうが、 胃の中で薬と食べ物が一緒になってしまうことに は変わりがない。ならばこの区別って必要ないの では? というよりも食後30分なんて書いてあ ると、律義に食後30分待ってから薬を飲む人も いるかもしれない。そうなると、当然、飲み忘れ が多くなる。それよりも、みんな食直後にしてし まう/あるいは食後の意味を、字義通りに食事を したら飲む、ということにしてしまえばよいので は?
と思いつつ、とりあえずネットで調べてみまし た。(家に臨床薬理学の教科書がないもので……)
http://www.seikei.or.jp/kakubu/yakuzaika/yakuzaika2.htmにはこうあります(埼玉成恵会病 院の薬剤科)。
Q1 食後30分とは食事の後ちょうど30分のこ と、それとも30分以内の事?それから、食 間って食事の間のこと? A1 食後30分は、食事の後30分後、といわれ る事があるかもしれませんが、30分以内でも いいし、あまりこだわる必要はありません。 どちらでも都合の良いときに飲んでもらって 問題ありません。食間は、食事のおよそ2時 間後のことをさします。もちろん、食事をし ながら飲むわけではありません。 薬の服用時間には、主に、次のようなものが あります。 ・食前:食事のおよそ、30分前に飲みます ・食直前:食事の直前に飲みます ・食直後:食事のすぐ後に飲みます ・食後30分:食事のおよそ、30分後(または 以内)に飲みます ・食間:食事のおよそ、2時間後に飲みます ・就寝前:寝るおよそ、30分前に飲みます ただしあまり「30分」などにこだわる必要は ありません。正確に30分でないといけない訳 ではありません。時間が多少ずれても、飲み 忘れない事の方が大切です。
http://www.yamaguchi-naika.com/suko3-12/page3.htmlにも似たようなことが書いてありまし た(鎌倉市大船の山口内科)。
「食後30分以内は食直後でけっこう」 薬は薬局で「食後30分以内に飲んでくだ さい」と、よく説明されます。これを、「食 事をしたあと30分してから飲むようにして いるので、どうしても忘れてしまう。」と おっしゃる方がよくいます。しかし、”食後3 0分以内”とは、30分待てということではな く、”食べたらさっさと薬を飲んでください。 ”という、意味です。ほとんどの薬は、食事に 混ざって胃の中から小腸へ行くうちに、食べ 物が消化・吸収するのと同様に溶けて吸収さ れます。胃腸が活発に働いているうちに薬を 飲めば、より一層効果的だということなので す。また、胃に負担をかける消炎鎮痛剤など も食事といっしょに飲むと胃を荒らさないで 済みます。食事をしたら間髪入れずに薬を飲 む習慣をつけてください。
ここらへんのページを見る限り、やはり「食後と は食後30分のこと」ということは重要ではなさ そうです。
http://www.city.yokkaichi.mie.jp/hospital/yakkyoku/sub3.htmlにはこうあります(市立四日 市病院薬局)。
「食後」・・・ 食事を摂ってから20〜30 分後です。 この時間にはまだ食べ物が胃に残っており、 胃に刺激が少なく、ほどよく吸収されるので 多くの薬は食後服用となっています。又、食 事の後は飲み忘れることが少ないので多くの 場合が食後服用です。 「食直後」・・ 食事を摂ったすぐ後に服用す ることです。 胃腸障害を起こしやすいある種の鎮痛剤や抗 生物質などは、食直後に服用します。又、食 後より食直後に服用する方が吸収のよい薬は 食直後に服用します。
この説明だと、ほとんど食後と食直後の違いがわ かりませんね。ただ、ひとつ気になる文章があり ます。「食後より食直後に服用するほうがよい薬 は食直後に服用します」という文章。ということ は、「食直後」という指示を出すからには、やは りそれなりの理由があるのでしょう。
http://www.koganet.ne.jp/~koyaku/qa.html#3に はこんな説明が(茨城県薬剤師会古河支部)。
「食後」というのは,食事の20〜30分 後を指します。この時間には,まだ食物が胃 に少し残っており,胃に刺激が少なくほどよ く吸収されるので,多くの薬は食後服用と指 定されています。また,食事の後は飲み忘れ しにくいので,それほど問題がなければ,他 の時間に飲んだほうがよいものも,この時間 に合わせることが多くなっています。 「食後」の他に,「食直後」というのがあ ります。これは,食事後すぐのことです。一 般には食事は薬の吸収を妨げますが,ビタミ ンAやDなど油状のものは,油の吸収を助け る胆汁が十分に腸内に出されている食直後の 方が吸収が高まります。また,胃腸障害をお こしやすい鎮痛剤やある種の抗生物質など も,この時間に飲みます。その他,消化薬な ども当然食事のすぐ後に飲む必要がありま す。
ここでも気になる文章が。「一般には食事は薬の 吸収を妨げます」「ビタミンAやDなど油状のも のは,油の吸収を助ける胆汁が十分に腸内に出さ れている食直後の方が吸収が高まります」。
もうひとつ。http://www.pref.chiba.jp/syozoku/c_syoufuku/cmhc/topi_kusuri.htmlにはこうありま す(千葉県精神保健福祉センター)。
2.食後30分服用 (食後) 食事の後30分以内に飲んでください。30 分はだいたいの目安ですので、飲み忘れるよ うな場合には、食事後すぐに飲んでもあまり 問題はないと思われます。食物が胃の中にあ るときは、お薬による胃粘膜への刺激が少な くなりますので、胃腸障害を起こしやすい消 炎鎮痛剤や鉄剤などのお薬は、食後に飲みま す。健胃剤、消化酵素剤は食物を消化させる ために食後に飲みます。 3.食直後服用 食事のすぐ後に飲んでください。長期服用の 方は、飲み忘れを防ぐためにも、食事後すぐ に飲むほうが良いと思います。飲み忘れた場 合は、あわてずに次回の服用時間から、指示 された服用時一回分の量を飲みましょう。飲 み忘れた分は忘れて、以後指示されたとおり に飲んでください。飲み忘れた分を加えて一 度に飲んではいけません。
ここで気になる文章は、「飲み忘れた場合は、あ わてずに次回の服用時間から、指示された服用時 一回分の量を飲みましょう」「飲み忘れた分は忘 れて、以後指示されたとおりに飲んでくださ い」。
つまり総合してみると。
一般的には、食後と食直後に違いはない。どち らかといえば、薬の飲み忘れを防ぐ意味では、 食事をして、ほっとお茶でも飲んで一息入れた ら、薬を仕上げとして飲んでから、食卓を離れ る、くらいがよさそう。 むしろ「食直後」と書かれている薬は、きちん と食直後に飲んだほうがよさそう。もしかした ら吸収に差が出るかも。 つまり、「食後」指示の薬は、ある程度曖昧な 服用の仕方でOK。30分以内で、忘れてしまう ようであれば食事をしてすぐに飲んでしまって も構わないはず。「食直後」の指示の薬のほう が、「食後」ではなくあえて「食直後」という 指示にする理由があるわけだから、きちんと食 直後に飲みましょう。 ちなみに「食直後」とは「目安としては、食事が 終わってお箸をおいてからすぐ、または食後お茶 を飲んでからすぐと理解していただいて結構で す」だそうです(薬辞苑:http://www.yakujien.com/Pages/hukuyou/hukuyo1.html)。
こういう薬のこととか、働くようになったら聞か れるのかと思うと、きちんと勉強しなくては、と いう気持ちになります……。世の中を見渡してみる と、いろいろな製品にも「医師にご相談くださ い」とかって書いてあるし。医師って自分のこと じゃないですか……と。薬のことはやっぱり薬剤 師さんに聞いてみたいところではあります。チー ム医療の世の中なんだし、ぜひ薬剤師さんにもい ろいろと聞いて勉強しなくてはです。
と、何となくだが、他より、解りやすいと思った。
なるほど(⌒▽⌒)
Posted by kan3kan3 at 21:34│Comments(0)